保育士の給料は処遇改善で誰でも給料がアップするの?

保育士の給料って低くて有名です。

 

重労働ではあるものの、もらえる給料は低いのです。

 

必要とされている職業でもあるにも関わらず、給料が低いというのは問題でもあります。

 

そんな状況で、保育士の給料も色々と見直されているところではあります。

保育士の給料の処遇改善とは?

処遇改善と言う言葉をよく聞くようになりました。

 

やはり、保育士の給料は低いので色々と見直しが必要となります。

 

そんな中で処遇改善をして少しでも保育士の給料がアップできるように考えられているものなのです。

 

保育士の処遇改善手当の現状としては、給料アップにもつながるキャリアアップ研修です。

 

キャリアアップ研修に行く事で給料がアップするのです。

 

毎月、給料プラスいくらかがもらえるようになるのです。

 

今は、保育士が足りないと言います。

 

子供の数が増えて入るもの、現状は保育士が不足しているのです。

 

そんな保育士を増やしていくためにはやはり給料アップをして魅力をアピールしなくてはいけません。

 

保育士=給料が低い

 

 

これでは保育士も集まりません。

 

保育士になりたいと思う人を増やして受け入れられる園児数を増やすことが必要になります。

このような考えから政府はようやく保育士の「処遇改善手当」という方法を制定しました。

 

なかなか保育士の給料がアップしませんでしたけどね。

 

保育士の給料が低いというのが多くの人の中で浸透していました。

 

でも、ようやく改善されていくのです。保育士にとっては嬉しいですね。

 

保育士の処遇改善って?

でも、この「処遇改善手当」って結構、面倒だったりもします。

 

なんて言ったらいけないんですけどね・・・・

 

キャリアアップ研修を含めまだまだ機能していないことばかりのようです。

 

保育士の処遇改善手当とは、保育士の安すぎるお給料をどうにか救済しようと2013年から始まった制度なのです。

 

2017年までに4%の給料の底上げを目標に行っている政策なのです。

 

4%ということは、大きいですよね。

 

大体月額20000円程度上がるようになります。

 

給料が20000円アップするというのは大きいですね。

 

とは言ってももともとが低いので何とも言えませんけどね。

処遇改善で給料がアップしたとしてもそれでも保育士のお給料は他の職種に比べると低水準であることには変わりないのです。

 

なんとも重労働なのに残念ですよね。

 

だからやめてしまう保育士も多いのでしょう。

そんな背景があり、2017年度から新たな役職を作り処遇改善が行われました。

 

その役職への手当を支給する方法がとられているのです。

役職に就くと給料がアップするというものです。

 

役職でどのくらい給料がアップするのか?

では、給料はどのくらいアップするのでしょうか?

2017年度から施行された「処遇改善案」だと保育士歴7年以上の人を対象に、手当が支給されるということになっています。

 

処遇改善の役職

処遇改善の役職です。

・副主任保育士

・専門リーダー

とこのような感じです。

 

月額40000円程度の上乗せがされるのです。

 

この金額は嬉しいですね。

この役職に就くには、各自治体が行っているキャリアアップ研修を受けなくてはいけません。

キャリアアップ研修はいくつかあります。

・乳児保育

・幼児保育

・障害児保育

・食育・アレルギー

・保健衛生・安全対策

・保護者支援・子育て支援

・保育実践

・マネジメント

といった8つの分野からになります。

この中の4つを選んで研修を受けていきます。

 

この研修を4つ選んで受けていき施設長から正式な発令を受けて役職に就くことができるのです。

副主任保育士になるには「マネジメント」研修を必ず受けなくてはいけません。

 

研修に忙しくなかなか大変でもありますけどね。

 

副主任保育士や専門リーダーになるには?

副主任保育士や専門リーダーになるにはやっておかなくてはいけないことがあります。

副主任保育士や専門リーダーになる前になっておかなくてはいけないこととはどんなことでしょうか?

副主任保育士や専門リーダーにはすぐに就くことができる、というわけではないのです。

この役職に就く前に「職務分野別リーダー」という役職を経験しなくてはいけないのです。

この役職になるためには、

 

勤続年数が3年以上の保育士が対象です。

 

月5000円加算といった内容になります。

8つの研修の中のキャリアアップ研修を1つでも受講すれば役職につくことができます。

でも、「マネジメント」と「保育実践」は対象外になるので要注意です。

 

せっかく受けてもそれが適応されないのでは無意味です。

 

よく調べて受けていく必要があります。

今後、「副主任保育士」や「専門リーダー」になろうと思っているのならば受講していても何の問題もない研修です。

 

保育士の処遇改善手当の実態

やはり、研修は大変ではあるものの給料が上がるとなると嬉しいですよね。

月額40000円が引き上がるとなれば大きいです。

 

給料が上がることで今まで以上に仕事に対するモチベーションが上がると言う人もいるでしょう。

 

「頑張ろう」

 

「給料がアップしたから頑張ろう」

 

などと気持ちも高まるでしょう。

でも、いくらキャリアアップ研修を受けて、役職に就いたとしても手当がきちんとついていないという保育士も多いのが現状でもあると聞きます。

 

非常に残念な話でもありますね。

政府が施行しているのにどうしてこうなってしまうのでしょうか?

それは、補助金の制度にあると言います。

 

なぜ処遇改善手当はもらえない?

この処遇改善と言うのは、個人個人がもらえるというわけではないのです。

 

どういうことなのかとなりますね。

 

処遇改善手当は、保育士個人に支給されるものではないからです。

保育施設に「何人役職についている人がいるから、補助金はこれだけ!」と言うように一括で支給されるのです。

 

なので保育施設に渡されるものなのでその後は、その施設がどのように使っていくのかはその施設次第になるのです。

もちろん、この補助金は保育士の処遇改善のために支給されたものです。

 

保育士のためのものなので保育士が受け取る権利のあるものです。

でも、施設長がこの補助金を他のものの手当てに使っていることもあるのです。

 

例えば、残業手当に割り当てていたり、施設費用に使っているところもあるようです。

 

保育士に支給されるようにしてほしいものです。

でも、この処遇改善は、自治体でもこの問題は把握してきています。

 

しっかりと何に使われているのかとチェックを強めている所も多くあるのです。

 

そういった自治体ではしっかりと保育士に支給されているようです。

でも、保育士の所にきちんとした手当がしっかりと割り振られているのかと言うとそうでもないとも言われています。

 

また、一部の保育士だけがこの処遇改善の支給を受けているのでしょうか?

 

他の保育士はどうなのでしょうか?

処遇改善手当は役職についていない保育士にも割り振られるのでしょうか?

 

みんなに割り振られるといいのですけどね。

保育施設の中で皆が皆、キャリアアップ研修を受け条件を満たせば役職につけるとは限らないのです。

 

人数が実は、決まっているのです。

1つの保育施設で、職員の数に対して役職につける人数と言うのは制限がされているのです。

もし、副主任保育士になっていなくても同等の勤務経験があると施設長が判断した場合には、この補助金を振り分けることができます。

 

それぞれの施設長の判断にもよります。

 

なので、それぞれの施設長の考えもあるでしょう。

 

施設長の判断によるものなのでその園によって違います。

 

せっかくキャリアアップ研修を受けたのに補助金がもらえないなんて言う保育士も出てくるのです。

キャリアアップ研修に出すだけでも数が多いので大変でもあるのが現状です。

 

キャリアアップ研修って何?

もう少しキャリアアップ研修についてお話しておきます。

実は、これが一番の課題でもあり、各園でも大変かもしれません。

保育士処遇改善を施行したものの、それに伴うキャリアアップ研修が充実していないという現実もあるのです。

キャリアアップ研修は各自治体で行われています。

 

なので、開催時期や日程などは自治体によって違います。

また、講師も必要になりますが、キャリアアップ研修を行う講師が不足しているという場合もあります。

 

また、会場が押さえられなかったり不便な場所だったりもします。

そうするとキャリアアップ研修を受けたいと思っても受けられなかったりします。

 

経験年数が関係するの?

このキャリアアップ研修ですが、経験年数も関係するのでしょうか?

保育の現場からは不満の声も出ているようです。

 

「不平等で職場のチームワークが壊れる」

経験年数があることで処遇改善の給料アップはどうなのでしょうか?

 

40000円の手当てとなると大きいですよね。

確かに、同じ職務内容で月40000円の差が出るのはチームワークにも支障をきたすかもしれません。

 

3年以上の経験年数と考えているようです。

でも、経験年数でとなるとせっかく役職に就いたのにみんなか・・・・となりメリットを感じなくなります。

 

意欲が薄れてくるかもしれません。

なので保育士の給料を一律で上げる必要があるように感じます。

 

まとめ

保育士は重労働なので、仕事と給料がちょっとどうなの?ってなってしまいます。

 

もっと給料を上げてくれてもいいのにと思ってしまいます。

 

処遇改善で研修があるのもいいのですが、保育園側は出さなくてはいけないので段取りも大変です。

 

フリーが多かったりと余裕があるのならばいいのですが、そうでない保育園では、やりくりが大変でしょう。

 

キャリアアップ研修に行き、処遇改善手当てをもらえるのは有難い話しではありますが、どうなのでしょうかね。

 

また、みんなが平等に考えられるようにしてほしいものです。

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