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女性特有の感情が渦巻いている「保育業界」
保育園で働いている保育士を見ていると、いつも笑顔で振る舞っていて楽し気だと感じる人もいるでしょう。
しかし、それはあくまでも営業スマイルに過ぎず、実際には多くの悩みを抱えているケースも珍しくありません。
たとえば、同僚との関係が悪くて困っている人もたくさん見受けられます。
保育業界は今時珍しいほどの女性社会であり、そこには女性特有の感情が渦巻いているのです。
いじめのような極端な形ではなくても、仲の良い保育士同士で固まっており、それ以外の人は話しかけにくい雰囲気はよくあります。
保育業界は人材不足で働きづらい!?
年齢層が幅広いことも、この状況を作りだしている要因です。
慢性的に人材不足の業界であるため、たいていの保育園では少しでも経験のある人を熱心に募集しています。
その影響によって、新卒だけでなく子育てを終えた年配などが同期になることも少なくありません。
ですから、周囲との年齢の違いによって、会話や考え方が合わないというパターンもよくあります。
自分とは異なる年齢層が多いうえに、すでに雰囲気が完成していて馴染みにくいと感じる人もいるでしょう。
また、近年は男性も増えていますが、女性たちと仲良くなれずに苦しんでいるケースもあります。
土曜日に働かなければならないケースも多い!?
その他の悩みとしては「自由な時間を持ちにくい」ことが挙げられます。
こちらにも人手不足が関係しており、自分の希望どおりに休みを取ることは難しいです。
もちろん契約形態にもよりますが、土曜日に働かなければならないケースも多いですし、行事があれば休日も関係なくなってしまいます。
仕事をしている世帯が相手なので、運動会やお遊戯会は土日に集中することが一般的です。
行事が近づいてきたら、その準備のために平日以外に業務をすることもあります。
働き方が見直されるようになって少なくなりましたが、そういったイレギュラーな勤務が残っているのも実情です。
保護者との関係に悩む保育士も多い!?
さらに、保護者との関係に悩むこともよくあるパターンとなっています。
自分の子どもへの対応に不満があり、文句を言ってくる親は珍しくありません。
子ども同士がケンカをしたときも、角が立たないように対処する必要があります。
どちらか一方を悪者にするのではなく、家庭同士の争いに発展しないように両者に説明することが大事です。
常にこのような配慮を求められるため、気疲れが耐えずにストレスがたまってしまいます。
その他にも、メイクや服装に関してクレームを受けるケースもありますし、園児の父親と仲よく話しすぎると不快に感じる母親もいるのです。
精神的に辛くなったら一人で溜め込まない!
公立の保育園に勤めていると「転勤がよくあること」も困りごとの一つです。
基本的に同市内での異動が多いですが、それでもライフスタイルが変動しやすいのは悩みの種になります。
いずれにせよ精神的に辛くなってきたら一人で溜め込まないことが大事です。
できるだけ早く保育園の上司に相談して、それでも解決できないならメンタルクリニックで診てもらいましょう。
鬱になってしまうと働き続けるのは困難なので、悩みを放置するのは良くありません。
精神的に病んでしまう前に他の園に転職するのもアリだと思います。
一生働けなくなってしまう前に精神的肉体的に「やばいな」と感じたら周りの人に遠慮なんてせず自分を優先にして何か対策をしてみてくださいね。