保育士の仕事量とは半端なく多いと言われています。
「ただ子供と遊んでいればいいんじゃないの?」と思われるかもしれません。
子どもの世話や行事の準備、事務仕事など、保育士は一人あたりでこなす仕事の量が多いです。
保育士によっては仕事の多さに気力や体力がついていかなくてストレスを抱えて保育園を辞めてしまう場合もあります。
そこで今回は、保育士の仕事量が多い理由と、保育士の仕事量を減らすためにはどうしたらいいのか考えていきたいと思います。
この記事の目次
保育士の仕事量は多いのはなぜ
保育士の仕事量はたくさんあります。

ここで書いていかなくても保育士の仕事量は多いと言われています。でも、保育士ではない人から見たら何がそんなに仕事量が多いの?と思うかもしれません。
仕事量が多いので減らすようにしたいところではありますが、現実はそうはいきません。
「子供と遊んでいればいいんでしょう・・・・・・」
でも、それだけではないのですよ・・・・・・
子供の記録を書いたり、年間の計画書や毎月の計画、週の計画や日々の計画と言った感じで細かく書いていかなくてはいけません。
この記録は翌月までにと言う期限があります。
月末は保育士さん大忙しです。仕事量が多いです。
子供の記録、児童記録があり書いていかなくてはいけません。保育園によって書式も違いがあり、書いていく頻度も違うでしょう。
期限をしっかりと決めている保育園も多いことでしょう。
翌月の頭までと言う保育園も多いでしょう。
記録を書いたり計画を立てたりと保育士の仕事量はたくさんです。
このような書くものだけではなく、壁面も季節に合わせて変えていかなくてはいけません。
または、子供が作ったものに大人が手を加えて壁面にして貼ると言うのもあるでしょう。
何か製作をしていくにも何もしないでは出来ません。製作一つ一つに保育士が準備をしておかなくてはいけません。
準備がうまく出来ていないと失敗することもあります。きちんと考えて準備をしておくことで製作もスムーズにやっていく事ができます。
紙だけ準備と言うわけにもいきません。
それぞれの年齢に合わせて保育士は人数分準備をしておく必要があるのです。
様々な仕事を保育士は抱えています。
行事が多い
運動会や発表会など、保育園では毎月のようにさまざまな行事が開かれます。

行事があると計画立案から後片付けまで、すべてを保育士が担当しなくてはいけません。
歌やダンスなど、出し物があれば子どもたちの指導が加わります。
歌やダンス一つ一つ保育者が考えたり、覚えたり、子どもの動きなど考えていかなくてはいけません。
保育士自身の練習も必要でしょう。
行事の多い準備期間中も通常の業務は行います。
勿論、子どもの保育をしながらです。
休憩時間を削っても足りなければ残業や持ち帰り業務が発生してしまうのです。
行事に大きなこだわりのある保育園も多いです。
土日に開催したりする保育園では、保育士にかかる負担が大きくなる傾向です。
保護者の対応にストレスや時間を割かれる
子どもたちの命や健康に大きく関わる保育士には、保護者との綿密な連携が欠かせません。
子どもの送迎時だけの連携ではなくて時には、連絡帳や電話などもします。
保護者とコミュニケーションをとり、信頼関係を築かなければなりません。
子どものためにと常に考えて考えれば考えるほど保護者と接する時間は多いのではないのでしょうか。
保護者一人ひとりと丁寧に接していれば接しているほど、多くの時間がかかります。
モンスターペアレントがいるケースもあり保護者に悩まされることもあるでしょう。
何かが起こるごとに対応する時間や記録する事柄が増えていきます。
なかなか計画通りに仕事が進められないため自分の事務時間が減りどんどん仕事量が増えていきます。
保育士が足りない
そもそも、保育園に十分な数の保育士を確保できていない保育園が多いのではないかと思います。
保育士不足が原因も考えられます。
保育士が足りないという事から仕事が終わらない原因となっているケースもあります。
長らく保育業界の人手不足が指摘されています。
それなのに未だになかなか改善されないのが現実ではないのでしょうか。
決して法律で定められた保育士の人数がクリアできていても、通常業務に加えて準備の業務や保護者の対応などに割く時間が確保できるわけではありません。
とにかく様々なことをしなくてはいけないので保育士一人あたりの仕事量は多いのです。
保育士は子供と遊ぶだけではない!
保育士と言うと子供と遊んでいるだけと思われがちです。
なので誰でも出来ちゃうでしょうと言われてしまうのです。
でも、実際はそうではないのです。保育の仕事は専門職です。子供にとってどうあるといいのかをしっかりと考えていかないといけません。
そのためには色々と計画も立てないとやっていけません。

やる気満々ならばいいのですけど気分が下がることも多々ありますね・・・・・・・・
行き当たりバッタリの保育ではそれこそただ、遊んでいるだけとなります。
子供と遊んでいるだけと言うのは何も専門性も感じられません。子供はどうしたら成長していくのかなどなどと考えてその一人一人の子供にとってより良い保育を考えていきます。
保育士は会議も打ち合わせも多いです。
時間内での仕事ではとても終わりません。
いくらでも仕事はたくさんあるのが保育士の仕事です。
無駄で削ってほしい仕事も多いのですけどね・・・・・・・・・
保育士の仕事はどんな仕事?
保育士の仕事は子供と遊ぶのはもちろんですが、記録を書いたり、保護者と連絡を取り合ったりと色々です。
製作の準備をしたり行事もあるのでそれに向けての準備もあります。
例えば発表会では衣装に凝ると言う保育園もあるでしょう。衣装に凝ると言うと幼稚園を想像しますが保育園でも凝る保育園は凝ります。
行事の前とは保育士は特に忙しいです。子供の完成度もありクラスでやっていかなくてはいけません。また、行事に向けての準備もあります。
結果、保育士の仕事も半端なく多くなります。
保育士の仕事はどんどんありやってもやっても終わりはありません。
保護者と面談があったり懇談会があったりそういう時にも何を話すのかとか考えていく事も大事です。
報告書を書いたりと言うのもあり、保育士の仕事量と言うのは本当に多く、その仕事を時間内ですると言うのは無理です。
残業をしてやっていかなくてはいけません。
残業代がなくしなくてはいけないのは当たり前という感じですね。それが保育士の仕事としては当然となっているので改善してほしいものです。
仕事量を減らすにはどうしたらいいのか
保育士が仕事量を減らすためにはどうしたらいいのでしょうか?

保育士の仕事量が多いのはお伝えしていきましたが、その仕事量を減らすにはどうしたらいいのかを考えていきたいと思います。
効率的に保育計画を作成していく
効率的な保育計画を作成していきましょう。
保育園によって考え方は色々です。
行事のアイディアなど新人であっても一人で保育計画や指導案を立てさせるケースがあります。
悪く言うと、自分の担当以外は丸投げ状態です。
一人で一から計画を立てるのはとても大変です。
でも、過去に作成された保育計画を元に考えて取り入れていくほうが効率的です。
計画的立ててスムーズにできるよう全員で共有することで、無駄な作業を省いて優先度の高い仕事から順に進めやすくなるのではないのでしょうか。
作業時間の目安を決める
仕事を始める前に、それぞれの作業に割りあてられる時間の目安を考えて見通しを持って仕事をしていきましょう。
仕事が立て込んでいるときは、仕事をこなす時間やスピードは漠然とした流れで考えがちです。
仕事の着手前に
「この仕事は~時まで」
「次の仕事は~時までに終わらせる」
と決めておくといいでしょう。
どのくらいのスピードで仕事を進めるべきかを把握することができます。
保育士によって仕事のペースも違うでしょう。
仕事量を考えて見通しを持って効率よく仕事をすることで仕事量も減らすことが出来るのではないのでしょうか。
ICTシステムを導入する
ICTシステムを導入していくことで業務効率化を図ることが出来ます。
そして、仕事量を減らすことにつながります
ICTシステムは、スマホやパソコンなどを利用して、さまざまな情報を管理・共有するシステムなのです。
園児の基本情報や登降園の状況、指導計画や保育日誌、連絡帳を一括で管理することができるのです。
ICTシステムを取り入れる事で保護者へのおたよりや緊急時の連絡を一斉に配信できます。
保育士のシフト管理や勤務時間を集計したりすることも可能なのです。
仕事を分担する
一人ですべての仕事を抱え込もうとしないことです。
一人で多くの仕事量を抱え込まずに仕事を分担していく事です。
他の保育士と相談したり仕事を分担したりしましょう。
誰の仕事が多くて誰が少ないとならないようにしたいもの。
仕事内容によっては、自分よりも他の保育士のほうが得意な仕事もあります。
また、自分のほうが得意な仕事があります。
あれもこれもとならずに同じような仕事は分散させずに一人がまとめて行ったほうが効率的です。
苦手な分野だったり時間に余裕がないときは思い切って助けを求めることが必要です。
派遣やパート・アルバイトも仕事量が多い?
保育士の仕事量は、多いので派遣やパート、アルバイトになるといいのではないのでしょうか。
体力面で不安が残る人や家庭と両立するために長時間拘束されたくない人は、自分のペースで働きやすい勤務形態を選んでみてはいかがでしょうか。
保育士は、様々な時間帯や働き方が選択できます。
正社員はパート・アルバイトと比べて責任が重く、仕事量が多くあります。
でも、派遣やパート・アルバイトとして働くことで、勤務時間や仕事量を調整することが可能です。
とは言ってもその保育園によって派遣やパート・アルバイトの仕事量は違いますけどね。
せっかく派遣やパート・アルバイトになったのに仕事量が多いとなっては意味がありません。
面接時によく聞いておく必要があります。
残業少なめの保育園に転職する
保育園の仕事量が多いと悩んで減らす努力をしてみても一向に改善されないとなるならば、働いている保育園に問題があるように思います。
さまざまな対策をとっても残業が減らせない場合や、勤務形態を変えられない場合です。
それにも関わらず、給料が上がらない。
となると働く保育園自体を変える選択肢もあります。
「残業少なめ」の保育園を選ぶといいでしょう。
とは言っても残量少なめなんて書いてあっても実際に働いてみないと分からないという現実もあるかもしれませんけどね。
でも、ここでちょっとした注目すべきポイントを挙げておきます。
- 十分な人数の保育士が確保されている。
- ICTシステムが導入されている。
- 行事が少ない。
このような部分をチェックしてみるといいでしょう。
勤務する保育士の数が多く、ICTシステムが導入されている保育園は、一人の保育士が担当する仕事量がさほど多くないようです。
また、行事が少ない保育園は、残業や休日出勤が起こりにくい傾向です。
逆に行事が多い保育園は、準備、準備で大変でしょう。
保育園を変える事で仕事量の多さから解放されることもあるかもしれません。
良い条件の保育園で働くことで状況も変わるはず。
保育士の転職サイトはたくさんあります。
転職を考えたいと思ったら登録しておくといいでしょう。
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まとめ
保育士の仕事量は本当に多いと思います。それを時間内にできればいいのですが、とても時間内では終わりません。
これははっきりと言えます。
なぜ終わらないのかと言うと時間内では子供と過ごしているからです。
子供との時間の中で事務仕事は出来ません。結果残って、または持ち帰るしかありません。この部分を何とか改善してほしいものです。
仕事量を減らすためにいくつかやってみてそれでも改善できないのならば保育園自体に問題があるように思います。
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