これから保育士になる人は必見!
希望をもって保育士の仕事に就いても、楽しくないと感じる新人が多いです。これから保育士になる人向けに、心構えを示します。
多くの新人は、優しい先生や人気の先生になりたいと思って就職するでしょう。しかしほとんどの人は、すぐに無理な望みであったことに気づきます。
なかなか言うことを聞いてくれない子供にイライラしてしまいますし、コミュニケーションの限界も感じます。
人気の先生は顔の可愛さなどで決まることも多く、子供が喜ぶことをしても効果がないことも珍しくありません。
これを理由にやりがいが感じられなくても、気にしないでください。就職前の理想像とのギャップはどの仕事でもあります。学生時代の同級生に話を聞けば、誰もが同じ経験をしていることがわかるはずです。
体力が無いと仕事が楽しくない!?
仕事が楽しくない理由のひとつに「体力不足」があります。
一日中、子供の世話をして体力を使いますし、神経もすり減らします。さらに他の先生にたいしても気を使いますから、疲れるのは当然でしょう。
このまま不満足な気持ちを抱えて働くのは、気がすすまないかもしれません。ですがこの問題も当然のことで、時間が解決してくれます。最初は辛いと感じたことでも、続けていけば体力がついて気にならなくなります。
徐々に保育園で働くうえで、気をつけるべきことがわかってくると、精神力の使いどころが理解できるようになります。そうすると無理のないペースで活動できるようになり、体力不足からくる嫌な気持ちは軽減します。
服装によって気分が上がらない=楽しくない
保育園に向かう前に気分が上がらない原因は、「ファッション」かもしれません。学生時代は毎日、少し早く起きてお化粧をしたり、おしゃれな服を選んだりしていた人も多いと思います。
ところが保育園勤務になると、お化粧はせず汚れても平気な服を着るようになります。エプロンを身につけている時間も長いですから、服を選ぶ意義も感じないでしょう。これについては受け入れるしかありません。
おしゃれなオフィスファッションに身を包んだOLさんを見ると羨ましく感じるかもしれませんが、気にしないことです。
勤務日におしゃれができないぶん、休日のファッションに力を入れるのをおすすめします。休日にうまく気分が上げられれば、元気を取り戻せる可能性があります。
保育士の絶対的な悩み「人間関係」
他には保育士の仕事が面白くない原因のひとつに「職場の人間関係」が考えられます。年上の先輩ばかりで話が合う人がいなかったり、プライベートで遊べる人がいなかったりすると苦しいでしょう。
実際のところ、この問題は多くの社会人が抱えているものです。どこの職場も学生時代の教室よりも、年齢が離れています。同い年が何人もいるのはめずらしいはずです。なのでとても気が合う人との出会いは期待しないほうが賢明です。
むしろ保育士として優秀な人や、人間的に尊敬できる人を探すほうがいいです。その人をモデルとして、保育士としても社会人としても成長すると、仕事も面白くなってくることが期待できます。
ただ、やっぱりそれでも辞めていく人は少なくありませんし、自分でもうダメだなと思ったら他の園に移ったりするのも人間関係をリセットできるので良いと思いますよ。