保育士の仕事量が多い理由と仕事量の減らし方!保育士のあり得ない仕事量の実態を知ってますか・パートになって仕事量を減らすか

保育園で働く保育士の仕事量って世間の人が思っている以上に多いのです。

子どもと遊んでるだけが保育士の仕事ではないのです。

次から次へと様々な業務があります。

保育士の仕事量が多い理由と仕事量の減らし方についてお話していきます。

保育士の仕事量が多い理由

なんでこんなに保育士の仕事量が多いの?

と言いたくなるほど保育士の仕事はたくさんあります。

季節ごとの行事が次々にある

季節の行事や運動会や発表会など、保育園では毎月のようにさまざまな行事が開かれます。

運動会や発表会だけではなくて、子どもの日や七夕集会、クリスマス、ひな祭り会等々季節の行事もたくさんです。

行事があると計画立案から後片付けまで、すべてを保育士が担当しなくてはいけません。

行事があるたびに、ただその行事をするだけではなくて、すべて計画を立てていかなくてはいけません。

運動会や発表会で歌やダンスなど、出し物があれば子どもたちの指導が加わります。

歌やダンス一つ一つ保育者が考えたり、覚えたり、子どもの動きなど考えていかなくてはいけません。

保育士自身の練習も必要でしょう。

行事の多い準備期間中も通常の業務は行います。

勿論、子どもの保育をしながらです。

子どもの保育をして、日々の行事をこなして、そして、行事の準備となります。

いくら仕事をやっても終わりません。

終わってもまた次の仕事が待っています。

休憩時間を削っても足りなければ残業や持ち帰り業務が発生してしまうのです。

行事に大きなこだわりのある保育園も多いです。

土日に開催したりする保育園では、保育士にかかる負担が大きくなる傾向です。

保護者の対応にストレスや時間を割かれる

子どもたちの命や健康に大きく関わる保育士には、保護者との綿密な連携が欠かせません。

子どもの送迎時だけの連携ではなくて時には、連絡帳や電話などもします。

保護者とコミュニケーションをとり、信頼関係を築かなければなりません。

物わかりの良い保護者ばかりではないのです。

保護者対応でたくさんの時間を割かれてしまう事があります。

さらに、その保護者に悩まされ、職員会議で話し合ったり、上司と相談したりと時間が奪われてしまいます。

子どものためにと常に考えて考えれば考えるほど保護者と接する時間は多いのではないのでしょうか。

保護者一人ひとりと丁寧に接していれば接しているほど、多くの時間がかかります。

モンスターペアレントがいるケースもあり保護者に悩まされることもあるでしょう。

何かが起こるごとに対応する時間や記録する事柄が増えていきます。

なかなか計画通りに仕事が進められないため自分の事務時間が減りどんどん仕事量が増えていきます。

保育士が足りない

そもそも、保育園に十分な数の保育士を確保できていない保育園が多いのではないかと思います。

保育士不足が原因も考えられます。

何人かでできればいいのですが、丸投げ状態となり一人で抱えこまないといけないという事も生じるでしょう。

保育士が足りないという事から仕事が終わらない原因となっているケースもあります。

長らく保育業界の人手不足が指摘されています。

それなのに未だになかなか改善されないのが現実ではないのでしょうか。

決して法律で定められた保育士の人数がクリアできていても、通常業務に加えて準備の業務や保護者の対応などに割く時間が確保できるわけではありません。

とにかく様々なことをしなくてはいけないので保育士一人あたりの仕事量は多いのです。

仕事量を減らすにはどうしたらいいのか

多くの仕事量を抱えている保育士

保育士が仕事量を減らすためにはどうしたらいいのでしょうか?

もっともっと仕事量が減れば、楽に仕事ができるのではないのでしょうか。

子どもともゆとりを持って接していく事が出来るのではないのでしょうか。

保育士の仕事量が多いのはお伝えしていきましたが、その仕事量を減らすにはどうしたらいいのかを考えていきたいと思います。

効率的に保育計画を作成していく

効率的な保育計画を作成していきましょう。

保育園によって考え方は色々です。

また、保育者によって仕事の進み具合、ペースも様々です。

行事のアイディアなど新人であっても一人で保育計画や指導案を立てさせるケースがあります。

悪く言うと、自分の担当以外は丸投げ状態です。

一人で一から計画を立てるのはとても大変です。

でも、過去に作成された保育計画を元に考えて取り入れていくほうが効率的です。

計画的立ててスムーズにできるよう全員で共有することで、無駄な作業を省いて優先度の高い仕事から順に進めやすくなるのではないのでしょうか。

保育園全体で考えてくれる保育園がいいです。

作業時間の目安を決める

仕事を始める前に、それぞれの作業に割りあてられる時間の目安を考えて見通しを持って仕事をしていきましょう。

仕事が立て込んでいるときは、仕事をこなす時間やスピードは漠然とした流れで考えがちです。

仕事の着手前に

「この仕事は~時まで」

「次の仕事は~時までに終わらせる」

と決めておくといいでしょう。

仕事の見通しを持っていくといいです。

そうすることでダラダラと仕事をしないで済みます。

どのくらいのスピードで仕事を進めるべきかを把握することができます。

保育士によって仕事のペースも違うでしょう。

仕事量を考えて見通しを持って効率よく仕事をすることで仕事量も減らすことが出来るのではないのでしょうか。

ICTシステムを導入する

ICTシステムを導入していくことで業務効率化を図ることが出来ます。

そして、仕事量を減らすことにつながります。

ICTシステムを取り入れている保育園も近年は増えてきています。

ICTシステムは、スマホやパソコンなどを利用して、さまざまな情報を管理・共有するシステムなのです。

園児の基本情報や登降園の状況、指導計画や保育日誌、連絡帳を一括で管理することができるのです。

ICTシステムを取り入れる事で保護者へのおたよりや緊急時の連絡を一斉に配信できます。

保育士のシフト管理や勤務時間を集計したりすることも可能なのです。

仕事を分担する

一人ですべての仕事を抱え込もうとしないことです。

一人で多くの仕事量を抱え込まずに仕事を分担していく事です。

多くの仕事量を抱え込んでしまい、大きなストレスへと繋がってしまう保育士もいるでしょう。

こころの病気になってしまう保育士も少なくありません。

他の保育士と相談したり仕事を分担したりしましょう。

誰の仕事が多くて誰が少ないとならないようにしたいもの。

仕事内容によっては、自分よりも他の保育士のほうが得意な仕事もあります。

また、自分のほうが得意な仕事があります。

あれもこれもとならずに同じような仕事は分散させずに一人がまとめて行ったほうが効率的です。

苦手な分野だったり時間に余裕がないときは思い切って助けを求めることが必要です。

派遣やパート・アルバイトになる

保育士の仕事量は、多いので派遣やパート、アルバイトになるといいのではないのでしょうか。

体力面で不安が残る人や家庭と両立するために長時間拘束されたくない人は、自分のペースで働きやすい勤務形態を選んでみてはいかがでしょうか。

保育士は、様々な時間帯や働き方が選択できます。

正社員はパート・アルバイトと比べて責任が重く、仕事量が多くあります。

でも、派遣やパート・アルバイトとして働くことで、勤務時間や仕事量を調整することが可能です

とは言ってもその保育園によって派遣やパート・アルバイトの仕事量は違いますけどね。

せっかく派遣やパート・アルバイトになったのに仕事量が多いとなっては意味がありません。

面接時によく聞いておく必要があります。

派遣やパート・アルバイトになる事で仕事量の多い保育士の仕事から解放されるかもしれません。

残業少なめの保育園に転職する

保育園の仕事量が多いと悩んで減らす努力をしてみても一向に改善されないとなるならば、働いている保育園に問題があるように思います。

さまざまな対策をとっても残業が減らせない場合や、勤務形態を変えられない場合です。

それにも関わらず、給料が上がらない。

となると働く保育園自体を変える選択肢もあります。

「残業少なめ」の保育園を選ぶといいでしょう。

とは言っても残量少なめなんて書いてあっても実際に働いてみないと分からないという現実もあるかもしれませんけどね。

でも、ここでちょっとした注目すべきポイントを挙げておきます。

  • 十分な人数の保育士が確保されている。
  • ICTシステムが導入されている。
  • 行事が少ない。

このような部分をチェックしてみるといいでしょう。

勤務する保育士の数が多く、ICTシステムが導入されている保育園は、一人の保育士が担当する仕事量がさほど多くないようです。

保育園を変える事で仕事量の多さから解放されることもあるかもしれません。

良い条件の保育園で働くことで状況も変わるはず。

保育士の転職サイトはたくさんあります。

転職を考えたいと思ったら登録しておくといいでしょう。

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まとめ

保育士の仕事量は本当に多いです。

仕事量の多さを話していきましたが、その仕事量を減らす方法も試してみて下さい。

でも、それでも仕事量が改善されないのであれば、職場を変える、派遣やパート、アルバイトになる等々、方法はいくらでもあります。

自分自身で考えて変えていかないと大変な仕事量からいつまでも改善されません。

子どもとゆとりを持って関り、自分自身も心にゆとりを持って働いていきたいですよね。